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菊地大司教ら21人
17カ国から新枢機卿に
【バチカン12月7日CNS】
教皇フランシスコは12月7日、東京教区の菊地功大司教ら17カ国出身の21人を新枢機卿に叙任した。枢機卿となることで求められるのは、イエスを人生の中心に据え、イエスのように貧しい人を愛し、カトリック教会の中で一致の絆を強めることだと教皇は指摘する。
「イエスの道を歩むことは、究極的には、交わりと一致を築く者となることを意味するのです」と教皇は、バチカンの聖ペトロ大聖堂で開いた枢機卿会議で強調した。
教皇は前日朝に転倒したため、右の顎に擦り傷を作っていた。教皇庁広報局のマッテオ・ブルーニ局長によると、ベッドの横のテーブルに顎をぶつけてしまったのだという。
今回の新枢機卿の叙任により、枢機卿団の人数は253人となり、教皇選挙(コンクラーベ)で投票権のある80歳未満の枢機卿は140人になった。
教皇フランシスコは叙任式の説教で、主イエスは新枢機卿たちに、誰が一番偉いか、最も正しいかと論じ合うような「外見や権力の追求ばかりに走る社会の中で、光り輝くしるしとなる」よう求めていると語った。
「きょうだい愛で互いに愛し合い、互いに仕え合い、福音に奉仕する者となってください」と教皇は新枢機卿たちに促した。
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12月7日、教皇フランシスコから緋(ひ)色のビレッタ(角帽子)を受ける菊地功新枢機卿
(C)Archdiocese of Tokyo Miharu A.F.
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